六本木クリエイターの映画裏話、六本木裏情報「その男、映画オタクにつき」

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アンダーグラウンド



「許そう、でも忘れない」
長年、裏切り続けられた友人に笑顔で語りかける。

映画監督として、名を馳せた後も
深夜のバーでからまれた酔客との決闘に応じる漢(おとこ)、
それが、本作品の監督エミール・クストリッツァだ。

カンヌ国際映画祭のパルムドール 「パパは、出張中!」 「アンダーグラウンド
ベルリン国際映画祭の銀熊賞 「アリゾナ・ドリーム
ヴェネチア国際映画祭の監督賞 「黒猫・白猫
三大国際映画祭のすべてで最高賞を受賞している生きる名監督の一人。

監督は旧ユーゴスラヴィアという不遇な近代史を持つ国で生まれ育った。
本作品はその旧ユーゴスラヴィアの50年にもわたる大河ドラマである。

主人公は、マルコとクロ、二人の男である。
政治犯として、巨大な地下室に一族と隠れるクロ。
マルコは、クロを匿いながら、彼らに武器を密造させる。
そして、戦争を利用して武器商人としてのし上がっていく。

二回目の大戦が終わり、一時の平穏が訪れるが、
マルコはそのことをクロに告げない。
戦争はまだ続いているとウソをつき、一族を地下室に閉じ込めたまま、
武器の密造を続けさせ、私腹をこやしつづける


また、クロの愛人であったナタリアという女性を匿うと偽り、自分の妻として奪い取る。
そして、外界では、クロは名誉の戦死を遂げた英雄として偶像化し、
自分もその仲間の一人として、政界でのし上がる。

地下で暮らすクロたちは、環境にもなれ、
当たり前のように武器を作り続け、結婚もし、子供を生む。
生きつづける。

マルコはこのまま人生を謳歌し続けるためにクロをだまし続けるのか?!


この極端な二つの男の人生を通して、
エミール・クストリッツァは、人間の欲望と希望を描いている。
これだけ重たいテーマだが、描写はどこかコミカルで泥臭く人間味にあふれている。

ラスト直前のシーンの映像は鮮烈であり、
ラストシーンは、すべての悲惨な物語を一変させてしまう。
これだけ非道い物語の最後で爽快感を覚えるに違いない。

この映画を観ずに死ねるか!


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テーマ:泣きたいときに観たい映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/07/02(水) 22:10:55|
  2. 映画★★★★★
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サイダーハウスルール



「おやすみ、メイン州の王子、そしてニュー・イングランドの王」
孤児たちの枕元で語りかけるやさしい男の声

この映画に出会ったときから、
ラッセ・ハルストレム監督の虜になる。

サイダーハウス・ルール
物語の舞台は、まだ、キリスト教がシステムを担っていた時代の
子供を育てられない母親たちの駆け込み寺となっている山林の孤児院。

主人公は、そこで孤児として生まれ、孤児として育ったホーマー
スパイダーマンで一躍有名になったトビー・マグワイヤが演じる。
朴訥な青年を演じたら右に出るものはいないと僕は思う。

孤児院という特殊な環境で育ったホーマーは、矛盾を抱えている。
彼は、中絶されなかったから、この世に生を受けることができたが、
孤児院で青年となった彼は自分を取り上げてくれた院長ウィルバー(マイケル・ケイン)は、
中絶に反対するキリスト教というシステムに逆らい、
妊婦の人生のためにと、世間をだましながら中絶手術を行う。
そして、その後継者としてホーマーを育てる。

ホーマーにとって、中絶手術をすることは、自らの生を否定するに等しい行為である。

二人の若い男女との出会いをきっかけに、ホーマーは孤児院から外の世界へ旅立つ。
院長のウィルバーは、わが子同然のホーマーの出立にとまどいながらも送り出す。

彼はとうとう、矛盾から逃れ、自分の人生を漕ぎ出すのだ。
しかし・・・。


スウェーデンという遠い異国で生まれ育ったラッセ・ハルストレム監督は、
ハリウッドでも、澄んだ空気感のある絵づくりを忘れない。

「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」などの映画を好きな人も多いと思うが、
スウェーデン時代の「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」も観てほしい。
すべての映画の原点は、すでにある。

人間の残酷さ、人生の過酷さを隠さずに、描ききる。
だからこそ、「今」がすばらしいのだと感じさせてくれる。

ラッセ・ハルストレムの清純な絵作りは、
物語のテーマの重さを考えた抜群のバランス感覚である。

誰かのために生きる、そして、人と人の人生はつながっていく。
壮大な儚くキレイな連鎖の映画を感じてほしい。

「おやすみ、メイン州の王子、そしてニュー・イングランドの王」

サイダーハウスルール

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  1. 2008/07/02(水) 01:35:51|
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