六本木クリエイターの映画裏話、六本木裏情報「その男、映画オタクにつき」

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マルホランド・ドライブ デビッド・リンチ監督



デビッドリンチの前作「マルホランド・ドライブ

ハリウッド業界のダークサイドを描ききった作品。
リンチ独特の世界観が展開され、現在、過去、夢、第三者の世界が並走する。
ストーリー展開を追おうと集中してみていると、行き先のわからないドライブのような気分になる。
それほど難解な物語だが、そこは、デビッドリンチ、まさにドライブ気分で次から次へと刺激的なシーンが映し出される。

夏の夜中にぼんやり眺めていたい映画であった。


ちなみにハリウッドのマルホランドドライブに行く機会があって、ここがそうかと感動したのはもう4、5年前になる。ロサンゼルスのカラッとした空気と広い空は、秋ごろだったが、真夏そのものだった。
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テーマ:知ってるとカッコイイ映画 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/19(土) 23:23:48|
  2. 映画★★★★★
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エレファントマン デビッドリンチ監督



デビッドリンチなど意識にもない小さいころ、テレビの深夜放送で何気なく観た「エレファント・マン
白黒映画だから古い映画なんだろうなと思ってぼんやり観始めたが、ぐんぐん引きこまれていったことを強烈に覚えている。異形な顔に生まれた男が見世物小屋に売られ、普段は紙袋をかぶって生活している。これ以降そんな話がたくさんコピーされていたような記憶がある。
キスシーンが幼心にも映像的にも強烈でこのシーンを撮ろうっていうデビッドリンチの変質者っぷりがやっぱり好きだ。

アンソニー・ホプキンスが出ていたことなど勿論知らなかった。

テーマ:泣きたいときに観たい映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/07/18(金) 00:29:15|
  2. 映画★★★★★
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25時 エドワート・ノートン主演 スパイクリー監督



エドワート・ノートン主演の「25時」やっぱりいい映画でした。オススメです。
プロデューサーが、スパイダーマンのトビー・マグワイヤというのは如何なものかと思いますが。
サイダーハウス・ルールは大好きですが・・・。

少し物語を書きすぎているのでぜひ観てから読んでいただけると。
======================================================

冒頭のシーン、
主人公のエドワート・ノートンは、死にかけている犬を見つける。
「苦しむくらいなら殺した方がいい」とエドワートノートンは銃を手にする。
犬は、苦しみながらも生きるために必死に主人公を威嚇する。
エドワート・ノートンは、その犬を拾い、飼いはじめる。

本作は、
25時間後に刑務所に収監される元麻薬ディーラーの主人公が 肉親や友人、恋人、組織の人間たちとの関係を清算していく物語。

監督は、アメリカの黒人の生活を描写させたら右に出るものがあまりいないスパイク・リー。もちろん黒人。 代表作は「マルコムX」など
非常に鋭い切り口でドラマを展開していくことが特徴です。

今回は、人種系の問題を描くというよりも
グラウンド・ゼロが劇中に登場するように
あの事件をきっかけに、
ニューヨーク、そして、アメリカの人間たちが持つ
明らかになってしまった感情を描くことに主眼を置いている気がした。

常日頃、それぞれが利己的に誰かを食い物にして生きている。
世界規模でアメリカがそうしているように
そこにすむ人たちも規模が小さい範囲で誰かを食い物にすることで贅沢をしている。

みんなそのことは気がつかないように言わないことにしていた。
少しばかりの罪悪感を持ち、みんなもやっていることだからと
どこか自分を慰め、同時にやるせない気持ちを抱えている。
それが、あの事件以降、隠し切れなくなっているのではないか、
と渡米経験一回の私が類推してみる。

途中、
エドワート・ノートン扮する主人公が激しく吐露する。
ニューヨークに住むあらゆる人たちを一人ずつ丁寧に憎んでいく。
身近な具体的な友人や恋人、親父まで憎んでいく。
そして、最後には、自分までも憎んでしまう。

「世界中にFUCKYOU!」だ。

これほど劇的なシチュエーションに置かれていないけど、
ボクを含め、今の人たちが少なからず持つ気分を見事に描き出している。
まず、他人を憎み、いつか、自分すらも憎む対象になることがある。

911は避けられなかったのか?
そもそも911を引き起こしてしまったのはなぜなのか?

語ることがつらく、
そして、語っても仕方がないことと避けてしまいがちなこと。
解決できない問題だとあきらめてしまいがちなこと。

自分のこともそうだ。
本当は語るべきなのではないか。
自分の不安や憤りに気がついてあげられるのは
本当は、自分しかいない。

不安や恐怖は確認しないといつまでも不安や恐怖のままで、
前に進めない。

そして、
我々の持つ漠然とした不安や恐怖をつきつめてみると、
エドワート・ノートンが持つ「七年間刑務所に入れられる」こと
ほどの絶望感はない事が多い。

その絶望の中で、
エドワート・ノートンは、生きることに絶望しない。
冒頭で拾った死に掛けの犬のように・・・。

生きるために必要なことなんてそんなに多くない。
犬は、電柱とドッグフードと信頼できる飼い主がいればハッピーだ。

いつから、人間は、生きるために今ほど多くのものを必要だと
思うようになってしまったのだろうか。

カッコウなんか気にしない。
がむしゃらに生きることに恥かしさなんて感じてどうする?

人間だって、
犬のように「生きる」ことに疑問を抱かず生きられるはずだ。

そう思って元気になった。

テーマ:泣きたいときに観たい映画 - ジャンル:映画

  1. 2008/07/16(水) 02:32:59|
  2. 映画★★★★★
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ツインピークス デビッドリンチ特集



1990年にその海外ドラマは鬼才デビッド・リンチの手によりこの世に生を受けた。
ツイン・ピークス

カナダとの国境に程近い、林業が主な産業である田舎町ツイン・ピークスにビニール袋に包まれた世界一美しい屍体が流れつく。

マイクロレコーダーだけをともにFBI捜査官クーパー(カイル・マクラクラン)街に訪れる。
殺人事件などまったく無縁に思われた街に殺人鬼が潜む恐怖におびえながらツインピークスの多彩な人間たちの物語が描かれる。

24やプリズン・ブレイクなどの現代的なジェットコースターの緊張感も当然面白いが、街に潜む悪におびえながらなぞを暴いていく、内臓にじわじわ来る恐怖感・緊張感はドラマを見ていないときでさえ、どこか体に残っている感覚が味わえる。デビッドリンチの作品すべてに通じる何かがそこに潜んでいる感覚の表現は一度味わうと病みつきになってしまう。その入門編として、このツインピークスは最適です。「マルホランド・ドライブ」「インランド・エンパイア」などの近年の作品はもはや芸術の域に達していて難解だが、このツインピークスはテレビドラマということもあり非常にわかりやすい展開である。デビッドリンチの才能が手に取るようにわかる。ドラマを描くことなど当たり前で、それを再構築して行間を生み出すことでさらに映画を進化させているため「マルホランド・ドライブ」などはわかりにくくなっているだけなんだと理解できる。

ま、長々書いたけど、このドラマのすごさは簡単にわかる。
20年近くたった今でも最果ての極東でオフィシャルサイトが運営されているところだ。
ツイン・ピークスオフィシャルサイト


個人的な妄想だが、ジョジョの奇妙な冒険の第四部杜王町編は、ツインピークスがモチーフなのではないかと思う。もちろん、ジョジョの中でも特に好きなシリーズです。

テーマ:海外ドラマ - ジャンル:映画

  1. 2008/07/16(水) 00:58:17|
  2. 映画★★★★★
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ブロウ ジョニーデップ主演



ジョニーデップといえば、世界で最もセクシーな俳優といってもあまり異論はないだろう。日本の婦女子のあこがれの的であるし、男子もあんな味のあるクセのある男になればモテモテだろうなんて妄想もしてしまう。ボクももちろん好きである。映画俳優としてもどこか憎めないキャラクターをやらせたら右に出るものがいないし、彼が画面に映るだけで世界観ができあがってしまう数少ない役者だと思う。パイレーツ・オブ・カリビアンしかり。

最近、実力派俳優として人気が出始めているDEATH NOTE松山ケンイチさんもスウィーニー・トッドで来日したジョニーデップに、六本木ヒルズのレッドカーペットで対面したときには、まさかほんとに逢えると思わず、最後の最後までドッキリじゃないかと疑い続けたほどのカリスマなのだから出る映画出る映画、面白いし、大ヒットしている。

ちなみに松山ケンイチさんは、まもなくあのカルト漫画デトロイト・メタル・シティクラウザー様を演じるほどの体当たり役者だ。そういうポジショニングいいと思います。カヒミ・カリィのことを好きなデスメタルバンドのボーカルというギャップを演じるのは役者として楽しいだろうと思います。
↓こんなことになってるようです。
デトロイト・メタルシティの松山ケンイチ使用前>使用後


前置きが長くなりましたが、今回、紹介する映画は、そんなヒット作満載のジョニーデップの映画の中でも地味で意外としらなかったり、重いテーマに敬遠してしまいがちな「ブロウ

欲望に忠実に生きた実在の麻薬王の壮絶な半生をリアルに演じきっています。
これぞまさにジョニーデップたるゆえんという演技力と存在感、大成功するまでと落ちぶれていくさま両極端な人生の局面という難しい演技を難なくこなしています。これだけでも見る価値があるのですが、その実在の麻薬王の人生がまた面白過ぎる。現実は小説より奇なりとはよく言ったものです。これがもしフィクションとして作られていたら逆にウソだからなと思ってしまうほど、壮大でリアリティがない。でも実在の麻薬王がモデルなので、現実にあったと理解し、その浮世離れさに感動してしまうのです。

仕事柄フィクションを制作していると、ノンフィクションであることにずるさを感じたりもします。
フィクションを作る難しさは、リアリティを与えることだからです。

脱線しましたが、とにかくブロウは、ジョニーデップの映画の中でも特にオススメです。
壮大な現実に度肝を抜かれてください。

また、麻薬王の嫁役のペネロペ・クルスの落ちぶれ感のリアリティのあるやつれ方も必見のポイントです。

個人的には、以前レビューしたサイダーハウス・ルールの監督ラッセ・ハルストレムの作品「ショコラ」のジョニーデップも好きですが・・・。





テーマ:知ってるとカッコイイ映画 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/10(木) 02:09:55|
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